2015年7月5日日曜日

うさぎのことなど

ウサギ人形を作るためにあちこち調べて、土台を大きくしたり、脱線したりしています。
制作は進めているので、そのうち写真貼りに来ます。


ウサギ=LAPIN を名乗っているならもっとウサギ知識つけとくべきだったな っていう豆知識が沢山でてきましたんで、自分メモをシェアします。

まずは生物的なところから。しかしお人形化を意識しているのでその辺中心で。

 ウサギは アナウサギ と ノウサギ があり、生物的に(近いけど)違う生き物なので交雑しない
―このうち日本の山野にいるのはノウサギ
―ペットはすべてアナウサギで1600年代に輸入された外来種(うさぎ島などにいるのもペットを放獣したアナウサギ)

 前足は5指 後足は4指 後脚が長い、かなり長い。

 鎖骨は確認できなかった 胸骨(=我々の胸の中心の骨)もないっぽい
―グルーミングの動作を見られるので腕はわりと自由に動くはず

 ノウサギの走行速度は60~80Km/h
―競走馬のトップスピードといい勝負

  アナウサギ(RABBIT) と ノウサギ(HARE)
ピーターラビットはアナウサギ
狩猟・食用にするのは大抵HARE=ノウサギのほう
ウサギ界では、アナウサギは丸い、ノウサギは耳が頭部より大きいと見ための大別がされるがニホンノウサギについてはペットのウサギに比較しても大差ない固体が多い気がする

骨格を見ると、どちらにしても後脚周りの骨盤と肋骨より後ろの脊椎がすごく頑丈に見える

 骨格上、頭部と脊椎の角度が人間とかなり違う
人間の直立時に視線と脊椎は直交になるけど、ウサギは平行になる。
つまり頭部の脳みそが収まってる骨と脊=首の接続角度が違う。ホネコレ(http://drive-a.blogspot.jp/2014/01/blog-post_9.html)で確認。


文化的に

 セクシーな、
雑誌「プレイボーイ」がウサギのマークにしたのは繁殖力が旺盛なことをから男性を結びつけて起用、それが転じてバニーガールのようなコスチュームに発展したそうな。(文化的なことは確証ないのでご了承ください)

 繁殖力
草食獣なので繁殖期が年に数回あり多産、ことペットの改良が進められた歴史の長いアナウサギは年中発情(してるに等しく、ウサギを多頭使った撮影に苦労したとカメラマンさんが仰ってた)

 日本神話のウサギ ~稲羽の素兎(イナバノシロウサギ)
古事記に登場するならウサギはノウサギだけど、白色種があるのかと思ったら「シロ」は白でなく「素焼き」のほうだった。神話のウサギは毛を剥ぎ取られた素っ裸兎らしい。



そのた所感 雑感
積雪のある地方で耳先に黒色を残して白く換毛するウサギは日本でのみ見られる。ニホンノウサギのみ。(このほかアマミノクロウサギやエゾナキウサギも固有種)
見た目に丸い動物は毛皮がダブってる姿なので外骨格のドールにするには不向き。うん知ってる。
白い毛に赤目のウサギは日本で誕生した。白色種を神聖視する文化的背景で、温暖な地方でもウサギを奉る神社や干支のウサギが白く表現されるのは精神的な強い結びつきが想像される。
雪上の足跡に見られる =・・ こんな足跡は = が後肢で ・・ が前肢、つまりウサギにも利き手みたいなのがあるのかな。人間の心臓が左側にあるのは右手で心臓をかばうためで右利きの人間が多いし。
 首の骨は猫みたいな箱座りができる動物とおなじく、箱座り状態でS字を描いている、これはつまり箱座り状態だと気道しか余裕ないだろうから箱座り状態から食事は無理なんだなと学んだ。
グラスアイラパンの名前の由来はウサギの俊敏さ(脱兎)です。
私の姉は鳥獣戯画のことを「超獣GIGA」だと思ってて、何かのアニメだと思ってたらしい。
鳥獣戯画のウサギは耳先が黒いので冬季換毛したノウサギですね。

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