2014年10月14日火曜日

お人形展示会のおしらせ(市松人形+創作人形)

勝手に宣伝でございます。

2014年11月1日から9日まで、東京都浅草橋のお人形店「吉徳大光」にて、第三回にんぎょううらら展が開催されます。

美しい市松人形がポスターやDMを飾っていますが、創作人形(粘土・サーニット)やちりめんの作品も同時に並びます。

開催期間中は、数量限定品、体験教室など予約の必要な催しもあります。

主催は「市松人形(口+卒)啄の会」
http://blogs.yahoo.co.jp/urara_sottaku


市松人形(口+卒)啄の会の味岡人形(味岡映水さん/寛樹さん)とご縁があって、DMをお預かりしました。
じつは味岡さんのお人形を拝見したくて、DMをおねだりしたのです。

開催直前のドールズミス(大阪・10月26日)でお配りしますのでどうぞお持ちください。

 DMの写真は味岡さんの作品ですが、私の目ではないそうです。右側のお人形の目は私の目を使ってくださってるそうです。(どちらの作品も出品・販売とも不明)



前の記事にも少し書きましたが、日本の市松人形の成立は江戸時代、江戸の町の歌舞伎役者のキャラドールが発端だそうです。
女形のキャラドールだから女装男子・・・。
現代で言うとスーパーカーを愛でるような感覚で、超ハイテクな高級品だったそうです。
お金持ちの旦那さんが着替えを楽しまれていたそうです。


市松人形は通常、可動は肩・脚のみです。
石膏等へ人形の母材を詰めてかたどりする方法が多いですが、「三つ折れ」といって正座ができる市松人形も多いです。
可動箇所が多くても、手首、足首、肘は固定のものが多いので、お洋服を着たまま扱う時は可動箇所を把握しておくといいかもしれません。


これもどこかで以前書きましたが、日本の人形というと京都府で作っていると思われる人が多いかもしれません。市松人形に関しては江戸文化の産物なので、京都府では逆に担い手が少ないようです。
京都府では人形の伝統工芸士さんもいるのでそりゃ本場です。本場すぎて分業してるのが普通と聞きました。
定まった原型師さんがいるわけでなく、それぞれの専門がそれぞれの仕上げを施して完成してゆくわけです。
前に仏像の金属装飾にビーズが使われてるから欠落部分の相談をされたことがありました。
金属装飾の人は仏像から人形まで請け負ってると仰ってたので、やはりそういうことなんでしょう。

愛知県内では三河地方の岡崎、西尾、高浜あたりで人形作りが盛んですね。
中部は昔から物作りの技術者が多いため、地産地消を守り抜いてこれたのかもしれません。

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