2013年10月21日月曜日

脚 、 という声が聞こえたので撮影中に遊んでいた写真を。
いつもの自分の手との写真もいっこ。
 
自立させるお人形で最も負荷が高くなるのは足首、その次は膝になるんじゃないでしょうか。
なのでこのボディは下から順にかみ合わせが深くなっています。鉛直上で一番上の胸パーツは乗ってるだけに近いですね。
ちなみにテンションはゆるいS字を描いています。
脚の肉は膝のお皿が引っ込んでみえるぐらいに緊張した表情です。
これは一番最初に膝が突き合うぐらいのX脚で作っていたのでその名残ですね・・・今回は別のことを優先させましたが結局X脚にした方がボディとしていいのかもしれません。

膝付近の筋・骨のデティールをわりと残しているのは、スカートを履いてチラリと見えたときに効果的ではないかと狙いました。塗装も映えるし。

お人形作ってる人はご存知かもしれませんが、人間の身体には二箇所・4つしか球関節ありません。肩と股関節ね。肩も股関節も複雑で、外骨格というドールに投影するとき、どこに焦点をあててデフォルメしていくかってのはお人形ごとのコンセプトがあるので正解は無いと思います。

肩関節は比較的、本来の位置にあるようにつけられるのが股関節との違いでしょうかね・・・
股関節といってる箇所は、骨盤の球蓋と大腿骨頭にあたるところで、二足歩行するのに大切な箇所らしく何重にも腱や肉が接続していてその形状は顕わになりません。


また論点がズレていきそうなので、えと、
お人形の腰・股関節付近は骨盤を模す必要は無いと考えています。
一つのパーツに二つの球(大腿骨頭)を接続しなくてもいいんじゃないのって意味です。
長い時間と人々の試行が作り出した構造を否定したいとは思ってません。そういうものにはとても深い敬意を持っています。

見た目の美しさと可動範囲や動作の再現性ってのは常にプラスとマイナスを取り合ってますよね・・・
肩はお洋服から見える機会も多いので、分割は必要最低限であったほうがいい、 けど股関節はもうちょっとなんか出来ないものかと思ます。 割る  とか。


・・・とかなんとか語ったり提案するほど、お人形を掘り下げていないのですが。妄言です。
でも動くオモチャはいじっていてとても楽しいので、また時間を作って完成度を上げてゆきたいです。まだまだ詰めるべき箇所は沢山ある。

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